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2015/02
16
[ #2040 ]

ベイマックス



映画観てきました

今週は

ogp_image.jpg


ベイマックス
Big Hero 6



ロボットと少年の心温まる系の話という触れ込みの映画。



まあまあおもしろかったです



というよりディズニーの
あのアニメーションクオリティ
デフォルメされた可愛らしいキャラクターデザイン
アクション映画顔負けのド派手なアクションをするんです。


これすさまじい脅威ですよ。


昨今のアクション映画ではふんだんにCGが使われており、
そこを考えるとアニメ映画でもクオリティや印象は大差は無いように思います。

それをあの手塚治虫、宮崎駿に影響を与えた職人集団ディズニーのクオリティでやるんです。

スパイダーマンやX=MENでお馴染みのアメコミ会社マーヴェルを買収したことによって
アクションのノウハウも手に入れたのかもしれません。



これディズニーはまた強力な武器を手に入れたと思います。



末恐ろしいです。

日本にもディズニーに負けない質のアニメを作る技術はあります。
無いものは金を集める能力です。


職人は多いが、ビジネスマンが少ないし、ビジネスのノウハウも未熟。
頑張ってほしいですな。




さて内容ですが、まあ、ごく普通の話です。

ただ、話のテンポがすごく良いです。
ところどころに入るギャグシーンもテンポが良いです。
ベイマックスの「テンポ外し芸」が冴え渡っておりました。

なので小気味良く進んで時間があっという間です。


あと導入部分も良かったです。
グレ気味の弟ヒロを兄貴のタダシが更生させるんですが
させ方がすごく良い。

希望が湧きます。



吹き替え版の一部声優が素人臭かったのと、序盤の日本語訳の違和感、
ヒーローコスチュームのダサさが気になりましたし、
ベタベタな展開、
「そっちにいくんかい!」
と思わず突っ込みそうになったオチと
気になる点も多少ありましたが、

原作キャラクターの再デザインのセンスは素晴らしいと思いましたし、
上記で喋った良い点と合わせると十分良い映画だと思います。


賛否の分かれた前評判とは裏腹に

見て損は無い!

と感じる映画でした!



はいそんな感じです。

やっぱり映画は楽しいね。
またちょいちょい観に行こう。




じゃあまた来週。

177:30


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2015/02
09
[ #2039 ]

キワモノ絵描きがコンテストに挑戦する理由と意義



タートルズが映画になる記念でコンテストをやってしましたので
出しました。

タートルズ

これ。
個人的には上手く行ったと思ってて評判も上々でした。

しかし入選はしませんでした。

入選作品はみな上手なもの、一般ウケの良いものが選ばれてました。大賞は納得の一品。
自分としても納得のいく結果だったと思います。

結果はこちら!


こういうコンテストだと、ある程度レベルの高い絵が集まります。
みんな上手なので上手い下手で優劣が付けづらいんですね。

なので好き嫌いの基準で選ばなきゃいけなくなる。

審査員も人間だし、絵を描く人間だとも限らないから
絵の一番上手い作品が入選するとは限らない。



さらにそのコンテスト内容に合っているかどうかかなり重要で、
今回の場合、大賞はポスターにして張り出すという事だったので

ポスターにした時に見栄えが良いかとかも大事になってくる。


コンテストで大賞を選ぶ場合
コンテストの意図や雰囲気に合っているか
というのに重きを置いてる気がする。


大賞以下の入選作品(銀賞銅賞)は
多少癖の強い作品も入れて華々しさや幅広さをアピールするのか、
審査員個人や少数の好みが反映されすい気がする。


この持論から考えると

自分の描く絵はパクチーやドクターペッパーのような癖の強いもんだから
コンテスト系にはとことん弱い。


なので自分の場合は大賞を狙うのではなくて、
場を荒らして入選や特別賞をふんだくるスタイル。道場破りです。


なら、
癖の強い絵描きはコンテストに出す意味は無いのか
というとそうでもないんです。

審査員やスタッフの中には
癖の強い絵が好きだけど
コンテストの趣旨を考えて自分を抑えている人

もたまにいます。


そういう人のツボにハマれば
その人は気に入った作品を猛プッシュしてくれる。


こうして特別賞とかが貰えたりするのです。



たとえ賞が取れなかったとしても、
そのツボにハマった人が力を持った立場の人だったら、
後に仕事を回してくれたり良いお話を貰えたりする訳。

まさに一本釣りですな。




癖の強い絵は中毒性が非常に高い。

ツボにハマればファーストコンタクトから、
ファンの域を飛び越えて信者になってくれる可能性も十分あります。

そういう人はその作品や絵描きさんに長く付き合ってくれる
布教活動もしてくれる。

一ファンより心強い味方になるのです。


癖の強い絵を描く事は、
一般ウケはしづらいが、好きな人からはとことん愛される
「0か100か」の大博打です。

一瞬で終わる100よりも
一生続く1を

コツコツ増やしていった方が結果的に大きな数になるような気がします。

そのために多数の目に触れるコンテストに出して
その中毒性で味方を増やしていくのが
賞を獲るよりも大きな意味になるのだと思います。



プラチナゲームズの神谷さんだったっけかが、

「100人に好かれるよりも
1人に熱烈に愛される作品を作る」



的な事を言ってたのを思い出しました。
自分もそんな絵を描いていきたいと思います。

はい!



じゃあまた来週。

174:30


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