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新・午前十時の映画祭~プリティ・ウーマン~ |
映画観ました!
今週は

プリティ・ウーマン
Pretty Woman
有名ですね。
いまいちでした
というかアカン。
娼婦が金持ちと出会って運命を変える話なのですが、
変える方法が金です。
王道な物語だと、
主人公が何か問題にぶち当たり、悩む。
↓
悩みは内面的なものです。性格や過去など。
↓
アドバイザーたる登場人物が、その悩みを解決するきっかけをくれて
主人公が解決しようと努力する。
↓
そして内面的に大きく成長した主人公が再び問題に直面し、それを解決する。
これです。
これが良いストーリーだと松は考えています。
この映画は
アドバイザーが金を使って解決するんです。
登場人物2人いて、それぞれが悩みを持っているんですが、
結果的に金で解決してしまっているので、2人とも内面的な成長が大して無いまま終わります。
登場人物の心を掘り下げて感情移入させる方法も無く、
まるで馬鹿馬鹿しい幼児向けのアニメのような筋書きでした。
娼婦が上流階級に不慣れで、非常識な行動を繰り返すのを笑ったり、
金持ちが問題を金で解決する爽快感を得たりする程度です。
教訓めいた良いテーマが見え隠れしていた分
それを上手く調理できなかったのが非常に残念でした。
主人公が娼婦と金持ちどちらか分かり辛かったのもモヤモヤした原因かなと思います。
まあ、クライマックスで金持ちがヒロインに無礼を働いた悪役を追っ払うシーンで
俺が金持ちにしてやったんだぞ!
と言い放ってる時点で
こいつ何の成長もしてないなあと思ってしまいました。
リチャード・ギアとジュリア・ロバーツの演技は素晴らしかったし、
登場人物もみんな魅力的なキャラクターだっただけに
とても残念です。
まあ、そんな感じです。
来週は観たことある映画なのでその次
リオ・ブラボー
を観ます。
じゃあまた来週。
130:00
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