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キワモノ絵描きがコンテストに挑戦する理由と意義 |
タートルズが映画になる記念でコンテストをやってしましたので
出しました。

これ。
個人的には上手く行ったと思ってて評判も上々でした。
しかし入選はしませんでした。
入選作品はみな上手なもの、一般ウケの良いものが選ばれてました。大賞は納得の一品。
自分としても納得のいく結果だったと思います。
結果はこちら!
こういうコンテストだと、ある程度レベルの高い絵が集まります。
みんな上手なので上手い下手で優劣が付けづらいんですね。
なので好き嫌いの基準で選ばなきゃいけなくなる。
審査員も人間だし、絵を描く人間だとも限らないから
絵の一番上手い作品が入選するとは限らない。
さらにそのコンテスト内容に合っているかどうかかなり重要で、
今回の場合、大賞はポスターにして張り出すという事だったので
ポスターにした時に見栄えが良いかとかも大事になってくる。
コンテストで大賞を選ぶ場合
コンテストの意図や雰囲気に合っているか
というのに重きを置いてる気がする。
大賞以下の入選作品(銀賞銅賞)は
多少癖の強い作品も入れて華々しさや幅広さをアピールするのか、
審査員個人や少数の好みが反映されすい気がする。
この持論から考えると
自分の描く絵はパクチーやドクターペッパーのような癖の強いもんだから
コンテスト系にはとことん弱い。
なので自分の場合は大賞を狙うのではなくて、
場を荒らして入選や特別賞をふんだくるスタイル。道場破りです。
なら、
癖の強い絵描きはコンテストに出す意味は無いのか
というとそうでもないんです。
審査員やスタッフの中には
癖の強い絵が好きだけど
コンテストの趣旨を考えて自分を抑えている人
もたまにいます。
そういう人のツボにハマれば
その人は気に入った作品を猛プッシュしてくれる。
こうして特別賞とかが貰えたりするのです。
たとえ賞が取れなかったとしても、
そのツボにハマった人が力を持った立場の人だったら、
後に仕事を回してくれたり良いお話を貰えたりする訳。
まさに一本釣りですな。
癖の強い絵は中毒性が非常に高い。
ツボにハマればファーストコンタクトから、
ファンの域を飛び越えて信者になってくれる可能性も十分あります。
そういう人はその作品や絵描きさんに長く付き合ってくれるし
布教活動もしてくれる。
一ファンより心強い味方になるのです。
癖の強い絵を描く事は、
一般ウケはしづらいが、好きな人からはとことん愛される
「0か100か」の大博打です。
一瞬で終わる100よりも
一生続く1を
コツコツ増やしていった方が結果的に大きな数になるような気がします。
そのために多数の目に触れるコンテストに出して
その中毒性で味方を増やしていくのが
賞を獲るよりも大きな意味になるのだと思います。
プラチナゲームズの神谷さんだったっけかが、
「100人に好かれるよりも
1人に熱烈に愛される作品を作る」
的な事を言ってたのを思い出しました。
自分もそんな絵を描いていきたいと思います。
はい!
じゃあまた来週。
174:30
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