|
鑑定士と顔のない依頼人 |
映画見ました。
今週は

鑑定士と顔のない依頼人
The Best Offer
どこかでちょっと予告を見て誰かが面白いといってたので見ました。(漠然としすぎた情報)
面白かったです
芸術品の鑑定士のおじいちゃんの恋物語。
かなり王道を行くラブストーリー。でもジャンルはミステリー。
この映画は前情報を一切入れずに見ることをお勧めします。
なので自分もあまり内容には触れずに感想を言います。
あまり考えないようにはしてたんですが!
話は先ほども言ったように王道。
潔癖で気が短いが鑑定士として名実共に大物の主人公、ある日、屋敷の家具をすべて売りたいという依頼が舞い込んできます。ただ、依頼人が電話のみの対応で一切顔を見せようとしない。最初は無礼な対応に腹を立てる主人公ですが、依頼人は何やら訳ありのようで・・・。
という内容。うぶな主人公(おじいちゃん)がかなり頑張っています。
ドラマの展開はすごくベタ。いろいろと複線を残しつつラストへ向かう感じです。
衝撃はありましたが、よくよく考えれば全部ひっくるめても
ベタなストーリーだったのかなとは思います。
違和感のある複線も演出もありましたし。結果論に近いですが。
映像演出と音楽はかなり凝っていて美しいです。
芸術品を扱う映画なので、配置や色使いに気を遣っているような気がしました。
ただのラブストーリーにとどまらずそういう要素を忘れずに入れてあるのは好感触。
作中に出てくる
「贋作の中にも本物は宿る」という言葉がとても深いと思いました。
本物そっくりに作った偽物でも、作者は自分が作ったことを証明するため
サインを入れたがるし、入れなくてもそういう気持ちはどこかにあるから
その贋作者の癖がどこかに現れる。
それが本物となって現れるのだと。
とても深いです。
同じものを作る身としては感じるものがありました。
あとドナルド・サザーランドという俳優さんが出ていたのですが、
キーファー・サザーランドのお父さんだったんですね!
親父も俳優だったのか!とても渋い声でした。演技は言うこと無し。
そんな感じです。
芸術に興味のある方はぜひ。
内容も濃いものになっておりますので腰を据えてどうぞ!
じゃあまた来週。
472:00
スポンサーサイト
Copyright © 松 [A・TYPEcorp.] All rights reserved.